2000年5月    「ライブスチームショウ」

5月のゴールデンウィークに祖母いる広島に遊びに行った。観光と交通費削減のため、静岡から広島まで高速を使わずに一般道を使って向かった。岡山あたりでさすがにばてて「せめて有料道路を使おう」ということになり、「ブルーウェイライン」という有料道路を使った。通行料800円!

途中のサービスエリアで、仮眠を取ることにしたのだが、なんとここが西日本ライブスチームのメッカ
一本松ミニ鉄道公園のある場所だったのだ!!嫁さんが看板に気づいてしらせてくれた。

疲れも吹き飛び、早速公園に入場したが、さらに運良く5インチライブが煙を上げていた。運転していた方に声をかけてライブの話を聞いた。話の途中でHPのことをはなし、「模型蒸気の部屋」の渡邊氏の話をすると、連絡をしてくれるという。彼は良くここに来ているそうで、後から知ったのだが、その日にいらっしゃった方は5インチのボイラーを完全自作している廣瀬氏と木村氏だった。

「自分もライブをやろうと計画している」と切り出すと、木村氏曰く「ライブをはじめると、必ず2台、3台と欲しくなる。だからキットを買わずに、そのお金を旋盤等の工具に回せば、安く複数のライブを持つことができる」と言う話であった。渡邊氏もその考えによって自作をしているらしい。

廣瀬氏の紹介で渡邊氏の自宅を訪問した。マンション住まいを効率的に利用して、制作をしている。私の場合も同じマンション住まいなので、大変参考になった。資料をはじめ、完成したばかりのボイラーを拝見させていただく。想像よりもはるかに重たいボイラーであった。

ライブの価格を知って、正直気持ちが下降気味だったが運命的な出会いと、やらざるを得ない周囲のおすすめから、本腰入れてやる気になってきた。嫁さんも意外に賛成してくれた。


5月の末に「FOREST」でライブスチームショウがあることを、渡邊氏が教えてくれる。

当日は、大勢の観客で大騒ぎであった。

日曜日は天気もよく、信じられない騒ぎであった。路駐の車を一掃するための警察まで来ていた。

ライブスチームの大御所メーカーはほとんど参加しており、動輪舎を始めセントラル鉄道、アスターホビー、ニイザキモデル、小川精機等、聞きなれたメーカーのデモ機をじっくり観察することができた。
(下記参照)

会場に8620を持ち込んでいた中川氏の手ほどきで初めて5インチのハチロクを運転する。

8620運転給水の仕方、ブロワーの開き具合等を教えていただき加減弁を引くと機関車はドレンを吐きながらゆっくりと走り始めた。

感激。

途中、酸欠をおこしてみたり、潅水をあふれさせたり失敗も多かったが、楽しく運転することができた。

中川氏は、初めてのライブがこの8620ということで、貴重なお話を聞くことができた。後日、お宅を訪問させていただくことにして、この日はずっと運転の手ほどきを受けた。

日本庭園鉄道の会員になることも進めていただき、ありがたく入会させていただく。

ここでもやはり自分が最年少。一番若い人でも昭和30年代の生まれであった。

出品していたメーカーと主な5インチ機関車

動輪舎 C56

この他にもC12,部品もたくさん出品されていた

セントラル鉄道 B10

他に製作中の自由形C型テンダー機も出品していた。

copel niizaki.jpg (37545 バイト)

ニイザキモデルエンジニアリング コッペル

低価格で性能の良いコッペル。

小川精機 コッペル

入門機として最適