ライブスチームとは・・・

ライブスチームは本物の石炭をたいて蒸気を作り、人を乗せて走る小さな蒸気機関車です。本物の蒸気機関車は、一部の「観光用」の蒸気機関車を除いて、1975年12月24日を最後に姿を消してしまいました。

しかし、蒸気機関車は、大きさを変えて生き続けています。全国には、ライブスチームを自作したり、施設で走らせたり、クラブや個人で楽しんでいる人がたくさんいます。最近では、ライブスチームも施設の充実にともなって、目にする機会が増えてきたように思います。私もその魅力に取り付かれて、ライブスチームの世界に足を踏み入れました。

 

ニイザキモデルコッペル


ライブスチームのゲージ
ライブスチームは、世界統一の規格で、ゲージが定められています。本物では、広軌・標準軌・狭軌とゲージがわかれているため、模型では逆にゲージから縮尺を算出します。ですから、本物でゲージが狭い機関車は、模型では逆に縮尺が大きくなります。
1番ゲージ ゲージ45ミリで、ライブの中ではもっとも小さい。
人を乗せて走るのは基本的に不可能
3インチ半 ゲージ89ミリで、最も標準的なサイズ。持ち運びも含めて扱いやすい。
5インチ ゲージ127ミリで、現在主流。自分で乗って運転できるが、大型で走らせる場所を選ぶ
 ほかにも、7インチ半や15インチというサイズもありますが、7インチ半のレールを敷設しているところは少なく、機関車を持っていたとしても、走らせるところがありません。15インチともなると、これはほとんど本物で、実際イギリスの地方鉄道などは、15インチ営業路線として活躍しています。日本では伊豆にある「修善寺虹の里」で見ることができます。

縮尺は・・・

3インチ半の日本型でおよそ12分の1

5インチ日本型でおよそ8.4分の1

私は、はじめて見たライブスチームが5インチだったこともあり、はじめから5インチにチャレンジしてしまいました。5インチでもタンク機関車の場合、自分が機関車に乗ることはできなくなるためテンダー機を選択しました。日本型の5インチゲージはかなり大型になり、制作も運搬も難しくなるため、5インチを楽しんでいる人はコッペル等の小型タンク機が多いようです。

私のような初心者がいきなり5インチテンダー機はちょっと無謀かもしれません。途中で挫折することなく完成できるよう努力していくつもりです。この世界の先輩方の技術を拝借しながら、製作することになりそうです。

私はど素人です。「そこはこうしたほうが良い」「そのやり方は良くない」等の意見をいただければ幸いです。

知識もない、技術もない若造がライブスチームに挑戦すると一体どうなってしまうのか?それを実況していくことをこのホームページは目的としています。