前端梁・排障機


前端梁はすでにフレームに組み込まれているが、さらに装飾のための前端板、排障機を取り付ける。

前端梁は9mm鋼でできており、煙室台と一体型になっている。前端板は1.6mm鋼で、カプラー取付台座には補強で12mmの板がビス止めされる。下図の緑線は9mmの前端梁、水色は前端板、紫線は12mmのカプラー取付台座、深緑線は排障機である。

赤の破線はビス止め位置である。黄線は装飾で1.6mmの板を入れる予定だったがやめた。ボルトはM3で、全てのパーツを前端梁に友締めで固定する。

カプラー取り付け位置は軽便鉄道スケールと比較して高すぎるが、ライブの規格に基づいておよそ90mm〜100mmの位置になるよう設定した。

全ての穴位置をショット加工していれば簡単だったが、データ作成時にうっかり忘れたため、ハイトゲージで罫書いて穴あけした。

排障機はスケールから判断するとおおよそ10×10のアングルが理想的だが、ライブの場合には実際に排障機として機能しなければならないため、20×20×3の鉄アングルを使用した。コッペルのように動輪径が小さい機関車の場合、脱線すると簡単にドレンコックを破損してしまう。理想としてはもっと大型にして低い位置に取り付けするべきであるが、これ以上は見栄えが悪くなるので20×20に決定した。
それでも・・・脱線すると折るだろうな・・・・。

製作は鉄アングルを金鋸で切り出し、ヤスリで仕上げただけ。以前も書いたが、ハイスの刃を使用すると3mmぐらいの鉄板は楽勝で切断できる。

アングルから排障機を切り出す

完成した前端梁付近